2014年4月25日金曜日
Lightroom について知っておいた方がいいと思う幾つかのこと(現像手順編)
NEX-6 & 135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28
今回は基本的な現像手順について。
まぁ、お好みしだいと言ってしまえばそれまでなのですが、Lightroomだけで完結するときは、わたしの場合はだいたい次のような手順でやることが多いです。
現像中は適宜仮想コピーを作って見比べます。
なお、Nik Collcetion などのプラグインを使ったり、Photoshopを使って細かく調整したりする場合は手順がまったく違います。
(1)トリミング
必要に応じて。
(2)カメラキャリブレーションの設定
プロファイルについては前回(Lightroom について知っておいた方がいいと思う幾つかのこと(プロファイルと現像初期設定編))書きましたね。これの選び方でかなり色の傾向が変わるので、幾つか試してみます。
また、収差の補正が必要であれば最初に済ませておきます。わたしはあまり補正しませんが。
色かぶりの補正はホワイトバランスの調整後に使います。
(3)プリセットの適用
現像後のイメージができていないとき、幾つか試してみて、方向性を考えます。イメージができているときは省略。
つまらない写真をごまかすときは、クロスプロセスなどの極端なプリセットが便利です。ははは。
最初の状態に戻すにはパネルの下のほうにある「初期化」ボタンをクリックします。
(4)ホワイトバランス調整
これも色の傾向がかなり変わるので、色々試してみます。
場合によっては、カメラキャリブレーションパネルの色かぶり補正も使います。
(5)露光量の調整
ホワイトバランスによって露光量も変わってきますので、ホワイトバランスの調整後にこちらを調整。これも色々試してみます。
(6)色調整
時間がないときは基本補正の部分をざっといじって調整します。
時間がある程度あるときは「トーンカーブパネル」、「HSL/カラー/B&Wパネル」、「明暗別色補正パネル」を使う時もありますが、いじっているうちにわけがわからなくなって単なる時間の無駄になることも多いです。目指したい方向性が見えている人には便利なツールなんでしょうね。
(7)ゴミ取り
必要に応じてスポット除去ツールなどでゴミ取り。ここまで後回しにするのは、色調整までやったあげく、「やっぱりこの画像は使えないな」ってこともあるので。
(8)ノイズリダクションの設定
使用目的によって適当に。Nik CollectionのDfineを使うとより細かく調整できますが、Lightroomのノイズリダクションが優秀なのでほとんど使ったことはありません。
(9)シャープネスの設定
まじめにやるとそれなりに手間がかかりますが、時間がないときは初期値のまま。
興味がある人はTutorial: 6 Steps For Sharpening In Lightroom - Music Photographyを読むとシャープネスの設定の詰め方がわかります。
また、さらに手間はかかりますが、補正ブラシで部分的にシャープネスの効きを変えられます。
「Nik Collection」の「Sharpener Pro」を使うのもお勧めです。部分的なシャープネスの調整が補正ブラシを使うより簡単にできます。
(10)Jpegファイル出力
使用目的に応じて画像サイズなどを調整して出力。
○関係記事
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Lightroom について知っておいた方がいいと思う幾つかのこと(プロファイルと現像初期設定編)
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